One Control Gecko -midi program Selector-
One Control Geckoは、コンパクトで軽量かつ耐久性の高いメタル筐体を用いたMIDIプログラムセレクターです。
ギタリスト・ベーシストがペダルボード上で使用することに特化し、必要最小限の機能のみに凝縮することで高い操作性と快適なスイッチングを実現しました。
MIDIチャンネル0(1~16表記の場合はチャンネル1)の128プログラムナンバーチェンジに対応しており、自分でチャンネルを選択して切り替えるマニュアルモードに加え、あらかじめ使用するチャンネルを8つまで登録することの出来るプリセットモードも備えています。
選択したチャンネルやプリセットは、野外やステージ上でも見やすい大型の2カラーLEDディスプレイを採用しています。
●マニュアルモードとプリセットモード
多くの小型MIDIプログラムセレクターは、単純にMIDIプログラムナンバーを選択し、それを送信するだけのものがほとんどです。
しかし、実際にステージ等で使ってみると、128もあるプログラムをいちいち選択するのは面倒です。
Geckoでは、マニュアルモードで128あるプログラムの中から1つを選択して選ぶ、従来のプログラムチェンジに加え、あらかじめよく使うチャンネルを登録しておくことのできるプリセットモードを搭載。
8つのプリセットの中から使いたいプリセットを選択するだけなので、離れたプログラムの切替も素早く行うことが出来ます。
●操作性の高いデザイン
Geckoは、4つのフットスイッチを最も操作性の高い形で配置し、中央に大型ディスプレイを搭載しました。
左右のUp/Downフットスイッチでプログラムナンバー、またはプリセットの選択を行い、中央手前のActive/Modeスイッチで選択した信号の送信を行います。Up/Downフットスイッチは、それぞれ長押しすることでプログラムの選択を早送りすることができます。
Active/Modeスイッチを長押しすればマニュアルモードとプリセットモードの切替も可能です。
中央上部のスイッチは、プリセットを保存する際のみに使うフットスイッチです。そのため、通常のプレイ時にはあえて踏みづらい場所に設置。こうすることでプリセットの設定時には楽器を持ったままの操作を実現しました。
また、多くのエフェクターと同じセンターマイナス9Vアダプタ(One Control EPA-2000推奨)で動作するため、別系統の電源を用意する必要もありません。
●One Control Crocodile Tail Loop OC10との連携
Geckoは、プログラマブルスイッチャー、One Control Crocodile Tail Loop OC10と連携することで、より幅広い使い方が可能です。
OC10をGeckoで操作するのはもちろん、さらにOC10から接続した機器の操作も同時に行えるため、多彩なコントロールをGeckoだけでまかなうことができます。
●MIDIプログラムチェンジとは
MIDI(Musical Instrument Digital Interface)は、様々な機材間でコントロールや演奏の情報をやりとりするための世界共通規格です。
機材間で情報を送受信するものをMIDIハードウェア規格と言い、1つのシステムに対し16のMIDIチャンネルがあり、各チャンネルごとに様々な情報の送受信ができます。
MIDIの送受信情報の多くは、演奏に関する情報で、音を鳴らす、止める、ピッチベンド等を行います。
その中に、プログラムチェンジとコントロールチェンジという信号があります。これらの信号は、自動演奏を行うためのMIDI機器だけでなく、エフェクターの制御や様々な機材をコントロールされるためによく使われる信号で、例えばマルチエフェクターのパッチ・エフェクトチェンジやアンプのチャンネル切替などにも利用されています。
プログラムチェンジは元々音色を変えるための信号で、シンセサイザー等で出す音色を選択する際に使われるものでした。この原理を応用することで、エフェクターやアンプにおいてはパッチチェンジやエフェクターの選択、アンプのチャンネル選択に使用されています。
一方、コントロールチェンジはチャンネルのモードやパラメータの値の設定・可変に使われるもので、シンセサイザー等のノブを動かすのと同じ効果が得られます。これを利用して、エフェクターやアンプのパラメータをコントロールすることも出来ます。
Geckoは、パッチチェンジやアンプのチャンネル切替に特化したセレクターですので、このMIDIプログラムチェンジ信号を送信するための機材です。さらに、Geckoでは操作や設定を最低限とするため、多くのエフェクターやアンプに於いて最もよく使われるMIDIチャンネル0(1~16表記の場合はチャンネル1)の送信のみを行うこととしています。多くのエフェクターやアンプ等で、MIDIケーブルを接続するだけでお使いいただくことができます。(One Control Crocodile Tail Loop OC10以外の機器と組み合わせる場合、お使いの機器のプログラムチェンジに対応するかご確認ください。)
・コンパクト、軽量ながら高耐久性を実現したMIDIプログラムセレクター
・MIDIチャンネル0(1~16表記の場合はチャンネル1)の128プログラムナンバーチェンジが可能。
・MIDIプログラムチェンジ(マニュアルモード)に加え、8種類のプログラムナンバーのプリセットも可能(プリセットモード)
・ステージや野外でも見やすい2カラーの大型LEDディスプレイ搭載。
・センターマイナスDC9Vアダプター(One Control EPA-2000推奨)で駆動